WAN NYAN CLINIC

🐱 2026.08.30 / TS hands-on

ようこそ
WAN NYAN
OS

動物病院の予約・カルテ管理システムを題材に、既存の業務コードを小さく改善するハンズオンです。関数型ドメインモデリングを使い、変更は1モジュール、最大4ステップ、3つの設計判断、差分予算の範囲に限定します。

WAN NYAN OS / Reservation & Chart

今日の診察

08.30 Sun
09:20ポチ / ワクチン

受付済み。診察室 1 へ案内待ち。体重測定済み。

09:40ミケ / 皮膚相談

予約済み。飼い主アプリから問診票が届いた。

10:10もも / 再診

診察中。体重と食欲メモをカルテに反映。

カルテ #AC-2408

ミケ / 3歳 / メス避妊済み。主訴は耳まわりのかゆみと皮膚の赤み。

予約済み受付済み診察中支払済み
注意アレルギー歴: ペニシリン系は要確認
バイタル体重 4.2kg / 体温 38.4℃ / 食欲あり
検査皮膚スタンプ検査を実施予定
処方外用薬 7日分。再診は 2週間後
会計診察料 + 検査料で見積り作成
下にスクロールして、WAN NYAN OS の機能と、現場で起き始めた問題を確認します。

WAN NYAN OSでできること

最初は便利でした。予約から会計までがつながり、スタッフは画面を切り替えながら動物たちの来院に対応できるようになりました。

予約管理来院予定、問診、受付状況をひとつの画面で確認。
カルテ診察メモ、バイタル、処方、注意事項を記録。
待合室受付済み、問診済み、診察中の患者を一覧化。
会計診察料、検査料、処方料をまとめて会計。
フォロー連絡検査後に連絡が必要な飼い主を抽出。
連絡先管理飼い主の電話番号やメールアドレスを管理。
申し送りスタッフ間で注意事項や次回対応を共有。

ところが、問題が増えてきた

便利になった分だけ、要求も増えました。小さな改修を重ねるうちに、どの状態で何ができるのか、どの情報を外へ出してよいのかが分かりにくくなっています。

🐢 現状と事故を対応付ける業務の流れ、画面操作、保存先、ログを確認し、二重請求と個人情報の流出がどこで起きたかを確かめる。
🐕 診察開始の全体を描くビジネスイベントから、入力、現在状態、失敗、出力イベント、副作用を一枚のカードへ並べる。
🐇 許可されない状態遷移会計済み・キャンセル済みの予約でも診察を開始できてしまうリスクを、状態と遷移の型で防ぐ。
🐦 外部入力と意味のある値外部JSON、用途の違うID、飼い主の連絡先を信頼境界で安全な値へ変える。
🐹 ユースケースの予期できる失敗throw と undefined に埋もれた業務上の失敗を、呼び出し側が扱える結果へ変える。
🐢 出力イベントと副作用状態と監査記録を同じ整合性境界で保存し、保存障害は外側の例外境界へ伝える。
🐈 急募!どうにかしてくれるエンジニア便利な WAN NYAN OS を、変更に強いシステムへ立て直したい。

新任エンジニアとして着任する

最初の仕事は、動物病院の業務と以前の担当者が残したコードを理解することです。問題が明らかになる前に書き換えず、後から確認すべき設計課題の場所を把握します。

Session 00: 業務とシステムを引き継ぐ

現行業務、画面操作、保存・ログと事故を対応付け、以後のユースケース設計で確認する場所をそろえます。

WAN NYAN CLINIC / Engineering Help Wanted

困っていること:
- 会計済みの来院が診察中へ戻る
- キャンセル理由や再診希望日が扱いづらい
- 外部検査結果の ID を取り違えそう
- 飼い主の連絡先がログに出そう
- 変更履歴を後から追いづらい

最初の仕事:
/sessions/00-system-handover/ を開いて、業務と先人のコードを理解する